久しぶりにはずれのB級映画だった。
今までのスターシップ・トゥルーパーズと比較しても明らかに駄作。(以降スターシップ・トゥルーパーズ=ST)
総制作費、CGシークエンス、バグズすべてが前作の3倍というのはどうやら相当のインフレ率を考慮した数字のようだ。
特にビジュアル面でがっかり度合いのひどかったのがバグズだ。ST、ST2でこれでもかと出てきた猛々しいウォリアー・バグがどういうわけかCGの質が悪く、凶悪さが半減してサイズも小さくなったようだ。
惑星ロク・サン基地を襲撃して防壁を破壊したバグズのスパイダーも一体しか出てこない。
画面アングルもそれまでのシリーズでよくあった地平線の果てまでを覆いつくす圧倒的数のバグズを表現していず、どうにも緊迫感が無い。
宇宙空間のシーンでもスターシップの動きもただ飛行しているだけで、機動的にバグズの攻撃を避けるシーンも無い。
ストーリーも今までの反戦的雰囲気が消えており、エイリアン物として見てもつまらない。
画面に緊張感や嫌悪感が感じられないのだ。
期待のパワードスーツ『マローダー』もデザインがウルトラ怪獣の宇宙ロボット・キングジョーみたいでスマートでなく、兵器としての威圧感やシャープさが無い。
今回監督のエド・ニューマイヤーはSTでは脚本、ST2では脚本と共同制作を手がけたらしいが、どうも監督には向いていないようだ。
総じて無い無いずくしのつまらない映画だ。スターシップ・トゥルーパーズの中では一番評価が低いと思う。
これなら最初のスターシップ・トゥルーパーズを監督したポール・バーホーベンのスターシップ・トゥルーパーズ・クロニクルズシリーズのほうが断然面白い。
2008年7月29日(火):札幌劇場スクリーン2
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