ジュイスは大丈夫か、東のエデン劇場版-Ⅰ

記憶を消去した滝沢朗に再び森美咲が再会、さてどうなる。ネタバレあり。
フジテレビのノイタミナ枠で放送されていた東のエデンの続編だ。
テレビ放送の最終回で、60発のミサイルをニートのパワーを利用し撃墜し、記憶を再び消去したセレソンNO.9滝沢朗のその後である。
森美咲が再会をめざしニューヨークへ着いたところからシーンは始まるが、背景の描き方などが数段クオリティーアップしていたり、サラウンドが妙に生々しかったり(かなり誇張された感じ)で、ぐいぐいとスクリーンに吸い込まれる。
ストーリの展開もテンポ良く、非常に面白かった。もっとも、テレビ放送の完全な続編なので、何も知らずに見ると理解できないだろう(そんな人はいないと思うが)。
それにしてもアニメとはいえ、一人100億円で日本を変えるために命を懸けた競争(実際はそうではないようだ)をさせるという設定が面白い。もちろん、高々100億円でしかないので、よっぽど要領良くやるか、過激な方法でないとなかなか難しい事である事は容易に想像できる。
映画の前半は森美咲と滝沢朗の再会とセレソンNO.6のドタバタ劇だが、後半になるとがぜん緊張感が出てくる。
セレソンに与えられた目標を達成するためには、コンシェルジュのジュイスをどう使うかが鍵となるが、各セレソンにより目標達成の手段が異なり、それにともない当然ジュイスの使い方も異なる。
テレビ放送でジュイスはある種のA.I.である事が判っているが、今回の劇場版では第二の主役とでも言ってよい活躍をする。ラストでは攻殻機動隊のタチコマを彷彿とさせる自己犠牲を見せる。このあたりは原作、脚本に同じ攻殻機動隊の神山健治が入っているからだろうか。
今回はセレソンNO.1の物部大樹が禁じ手とも思えるジュイス抹殺に動き出したが、はたして自分のジュイスを抹殺された他のセレソンが今後どう動くかが気になる。セレソン同士の消耗戦になるのだろうか。
劇場版-Ⅱは構想が膨らんだらしく、来年1月公開が3月に伸びた。
ジュイスの行く先と今後の展開が非常に楽しみになってきた。
2009年12月7日(月):札幌劇場スクリーン2




