今度は面白かった!スター・トレック

キャスティングもなかなか良かった
今回のスター・トレックは良かった。
映画版は最初の(1980年日本公開)からいくつか見てきているが、どうにもつまらかなった。
単純にTVドラマの方が面白いのだ。映画と言う2時間程度の枠の中では(ドラマの1話より長いのに)どうしても収まりが悪い感じが常に付きまとっていた。
特に最初のスター・トレックは途中からヴィジャーが何なのかに気がつき始め、ラスト近くでその正体が判った時にはかなりガッカリ度合いが高かった。
しかし、今回のスター・トレックは違う。
なにしろスポックとカークが初めて出会うのだ。今までのドラマの制約にとらわれず、純粋に作品を組み立てることができたのが原因だと思う。
キャスティングも良いし、若い頃はこんな顔だろうなというのを良く表現している。このあたりは俳優の層の厚さがモノをいうのだろう。日本映画だと映画俳優もTVドラマ俳優も皆同じで、いつもの顔ぶれをしょっちゅう見させられるのとは大違いだ。
そしてレナード・ニモイが出演しているのも嬉しい。1931年生まれというから78歳だ。元気でなによりだ。
ストーリー的には、TVドラマでSFで考えられるほとんどすべてのアイディアが出尽くしているので、目新しい事は無かったが、できれば宇宙艦隊アカデミーでの訓練過程をもう少し紹介してほしかった。
映像に関しては、今回登場したU.S.S.エンタープライズは多分一番最初の船と思うが、CGの発達のせいで細かいディティールまで見事に表現されていたが、ちょっとフェイザー砲が多すぎたのではないだろうか。
あと船内の動力部?の様子がどうにも化学プランとの工場内のようにやたらとパイプ類が多く、ちょっと前近代的な印象になってしまった。
このあたりはもうちょっとTVドラマと整合性を取ってもらいたかった。
それと、ロミュランの母星を救うために作ったという『赤色物質』(この和訳はいけてない)、スポックがバルカンで作ったのもと思うが、その威力と比べてあまりに大量にあったのがちょっと?だ。
いくら何でも1滴ほどでブラックホールを作り出し、惑星を破壊する威力があるのに、直径1mくらいは作ったのではないだろうか。どうもバルカン人の性格からは似つかわしくないと感じた。
いろいろ細かい注文はあるが、今回のスタート・レックは今までに無い新鮮さ(そう、今までの映画はこれが足りなかったようだ)があり、非常に面白かった。
同じキャストでもう数作製作してもらえないだろうかと素直に感じた。
2009年6月24日(水):札幌シネマフロンティアシアター4




