反省のない国アメリカ:告発のとき

トミー・リー・ジョーンズ主演、告発のとき
アメリカは古くから戦争映画をたくさん作ってきた。
それはもちろんそれだけ戦争をやってきた事も事実としてある。
また様々な戦争犯罪も犯してきたし、この告発のとき(原題In The Valley of Elah、エラの谷の意)もその一つと言えるだろう。
それにしてもアメリカという国は反省がない国だ。戦争をするたびに様々な問題が出てくるのに、ベトナムと同じ轍をまたイラクで踏んでしまった。
ベトナム帰還兵がどのようになったのかという事をアメリカはすっかり忘れてしまったらしい。
イラクでの戦いの根拠となった大量破壊兵器の存在(この事はベトナム戦争のきっかけとなったトンキン湾事件がアメリカが仕組んだ事にも共通している)が否定された事により、戦争そのものの意義が失われてしまった今、イラク帰還兵に起きたこの事件は本来は起きる事がなかったはずだからだ。
2008年7月7日(月):ユナイテッド・シネマ札幌5番スクリーン
人間性を奪う戦争を若者に強いるアメリカ
アメリカは何度も戦争をしてきた。そして戦争帰還兵に多く見られるPTSDについても相当数経験しているはずである。
それにも関わらずイラクでは戦後処理の見通しの甘さから今なお都市型宗教派閥ゲリラ戦とも言える神経をすり減らす戦いが続いており、二十歳程度の人生経験の浅い(それだけ影響されやすい)兵士が任務に就いている。まさしくPTSD大量生産である。
この映画告発のときは(この邦題は原題とほとんど関係なく分かりにくい)は、通常では考えられない命令:軍用車で移動中は標的になりやすいので何事があっても停車してはならない、で少年をひき殺してしまったために精神を病んでしまい、ようやく帰国したのに些細な事から同じ分隊の仲間にめった差しにされ、遺体はバラバラに切断されその後証拠隠滅のために燃やされてしまったという実際に起きた事件を元にしたものだ。
被害者、加害者ともイラクで精神を病んでおり、結局のところ軍はそのような過酷な状況に兵士が置かれ、多くの若者が帰国後PTSDとなりとんでもない事件を引き起こした事を組織のメンツの維持と国策の維持のためにひた隠しにしようとしたのだ。
おそらく多くの国で戦争の正面に立たされるのは二十歳前後の若者である事は変わりがないであろう。
しかしアメリカは自ら国益のため(最近はかない怪しい、戦争請け負い企業とした方がよい)に積極的に戦争を仕掛ける国となってしまった。
あとどれだけ因縁をつけて戦争を仕掛け、自国の若者を精神的に追いつめ、破滅させれば済むのだろうか?





コメント (1)
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お邪魔します~♪
>しかしアメリカは自ら国益のため(最近はかない怪しい、戦争請け負い企業とした方がよい)に積極的に戦争を仕掛ける国となってしまった。
世界の警察!だなんて呼ばれてるときもあったけど、
今じゃ世界の何なんでしょうか?
今回のイラク進攻は、顕かに言いがかりだよねぇ・・・
あんな理由で他国を攻められる!って事は、いつか日本も
アブナイと思うんですが・・・