ディズニーアート展見てきました
札幌の芸術の森で開催されている「ディズニーアート展」をようやく見てきました。
一言、すばらしいです。
結構高かったですが、図録まで買ってしまいました。
ディズニーアニメを支えたアーティストの技量の高さに圧倒されました。
約50年前の作品が中心でしたが、これらを見ると、日本のアニメとは明らかに出発点が異なっていると感じた。
絵画作品のような背景画
中でも驚いたのは背景画である。背景画単品でも絵画作品として鑑賞に堪えうると思う。
白雪姫の背景に使われた作品のひとつは、ダリの「パンかご」を思わせるような超リアルさで思わず鳥肌が立ってしまうほど。
これらを見ていると思わず60年代にプログレッシブ・ロックにどっぷりと浸かっていた頃のロジャー・ディーンのレコードジャケットを思い起こしてしまった。
はたしてロジャー・ディーンはこれらの作品を見ていたのであろうか?
アニメーターの原画
ディズニーアニメの最大の魅力はやはりキャラクターにあると思う。
主だったアニメータの原画も多数あり、そのデッサン力は本当にすばらしいと思う。
彼らは今ではナイン・オールドメンと呼ばれているが、すばらしい作品を残している。
ディズニー入社当時は皆20代であったが、今ではほとんどが他界してしまっている。
アニメーションなので特に「動き」を見事に切り取っており、今にも動き出しそうなものばかりである。
CGのない時代であるから、長尺の映画にするのには大変な労力が必要だったと思う。とにかくすごすぎである。
改めてディズニーのすごさを実感
今回の展覧会を見て、素直にディズニーのすごさを実感できた。
最近はしばらくディズニー作品を見ていないが、改めてDVDで見直したくなった。
まずはディズニーアート展のDVDを買わねばと思う。
最後に、ダリとディズニーの共同企画の「Destino」を上映してた。これも驚きである。ダリの絵が動くのであるから。