BLOOD THE LAST VAMPIRE
BLOOD THE LAST VAMPIREはテレビアニメ「BLOOD+」の元になった北久保弘之監督、押井守企画協力のフルデジタルアニメーションである。
時代設定は1966年ベトナム戦争中で、アメリカ軍の横田基地が舞台。
テレビ版と異なり、主人公小夜はバンパイア直系の唯一の生き残りとして翼手を倒すために組織の最後の切り札として描かれている。
イノセンスに通じる映像美
「BLOOD THE LAST VAMPIRE」は平成12年度文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞を受賞しており、3D-CGを使った背景や色使いなど後の押井守監督のイノセンスに通じるところがある。
オープニングの地下鉄銀座線のシーンで、路線の切れ目で車内の照明がいったん消えるところを利用して翼手を倒すところなどは、色使いがイノセンスのオープニングの中小路の描写と似ている。
音響もすばらしく、深夜にヘッドホンで鑑賞するとたまらない。
時代的にも攻殻機動隊とイノセンスの間にある作品なので、この「BLOOD THE LAST VAMPIRE」で先行的に様々な表現手段を試しているのかもしれない。
テレビアニメと異なり、ハイクオリティーな映像と音響でぐいぐいと押井ワールドに引き込まれていき、重たい時代背景にも関わらず一種の爽快感を感じてしまう。オヤジにはたまらない一本である。
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工藤夕貴が小夜の声優
「BLOOD THE LAST VAMPIRE」の主人公小夜の声優は、ハリウッド女優の仲間入りを果たした工藤夕貴がネイティブな英語で担当している。渋い発音で役どころをうまく表現している。このあたりは長編アニメではないとはいえ、手を抜かずしっかり作り込んでいるのが判る。
工藤夕貴の映画はかなり昔の「逆噴射家族」しか見ていないのでコメントのしようがないのだが、ハリウッドデビューするとは思ってもいなかった。この「逆噴射家族」には最近亡くなった植木等も出演していて、オヤジの思い出の映画である。
工藤夕貴の公式ホームページによると、ジャッキー・チェン主演の「ラッシュアワー3」に出演するとのこと。2007年夏アメリカ公開なので、日本は正月に公開か?




