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オヤジの映画の見方

オヤジのこだわり映画批評

オヤジの映画の見方はこだわりオヤジの目線で映画を批評しています。
まあ、そこは違うじゃないか!などと言わずオヤジの見方をお楽しみください。

オヤジのベストセレクション

  • 2001年宇宙の旅
    映画でしか表現できない世界があると思います。20世紀の最高傑作です。
  • ファンタジア
    映像と音楽が合体した総合芸術作品。ディズニーアニメの素晴らしさを堪能できます。
  • 独裁者
    戦争、人種差別を痛烈に批判したチャップリンの名作。ラストの演説はそのまま現代に通用します。
  • 東京裁判
    何やら憲法問題が騒がしいですが、この作品を一度見てください。
  • ハンニバル
    トマス・ハリスが生み出したハンニバル・レクター博士の名作。リドリー・スコット監督の傑作です。

オヤジの感想

今更ながらにスゴイ、攻殻機動隊

GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊2.0を見てきた。
8月2日に公開が迫った『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』の公開記念として新たに3DCGシーンの書き直しと、音響をスカイウォーカーサウンドで新たに収録し直したリニューアル・バージョンだ。
オリジナルのGHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊は1995年11月に公開されたが、今見てもその斬新さは少しも失われていない名作だ。

改めて攻殻機動隊2.0の方を見た感想は、一部画像がイノセンス的に変えられているが、さすがに1995年当時の画像と比較すると違和感を感じる。クオリティの差があり過ぎのだ。
マニアの間でこそ有名だった押井守を世界に知らしめた作品をリニューアルしたのだから、もう少し新しいカットを多くするなりして、新旧の画像の差を吸収するような工夫が欲しかった。
前作を知っている者にとってはストーリーは変わらないのであるから、作品の品質がどの程度アップしたかと言う点が評価されるからだ。
動きのあるエンディング近くの少佐と戦車の戦闘シーンが作り直されていたならかなり変わっていたと思う。
音響については比較するオリジナルの記憶が定かでないのではっきりとは言えないが、広がり感が増しているように感じた。
吹き替えは人形使いが家弓家正から榊原良子に変わっているが、これは人形使いが『彼』から『彼女』へと性別が変わって考慮しての変更であろう。
総じて言えば1995年に初めて攻殻機動隊を見たような衝撃は感じられなかった。ただ、劇場には二十歳前半と思われる客もいたので、当時小学生頃であった彼らにとっては面白い体験であったと思う。

もっとも改めて2008年の今この作品を再度見ることにより、1995年当時のこの攻殻機動隊がどれほど衝撃的であったかを再認識した次第である。
1995年の時点で2029年の世界観を見事に映像化し、ネットと人間の関わり方を大胆に予測した攻殻機動隊は間違いなく名作である。
だが2029年までにはまだ11年もある。
公衆電話のテレホンカードが1982年に誕生し、四半世紀も持たずに2006年に廃止されたことを考えれば、20029年は攻殻機動隊よりもっとすごいことになっているかもしれない。

2008年7月16日(水):札幌シネマフロンティアシアター7

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ミラクル7号がもたらしたものは何か

チャウ・シンチー監督コメディ、ミラクル7号チラシ
チャウ・シンチー監督のミラクル7号

最近どうも重たいテーマの作品ばかりを見ていたので、見終わったあと暗い表情で馴染みの居酒屋でちびちびやっていると『たまには楽しい映画でも見たら』と言われてしまった。
そういう訳でもないが、以前から気になっていたチャウ・シンチー監督最新作『ミラクル7号』を見てきた。
役柄としてみると今回のチャウ・シンチーは今までのカンフー路線と違って、貧乏・バカ正直という面は残しつつ、子供の将来を気にかける真っ当な父親役だ。貧乏であるから仕方ないとしても、おもちゃ売り場で駄々をこねる子供に対してはしっかりとした態度で接している。日本では最近めったに見なくなった、まともな子育てを実践している良き父親だ。
一方その子供のディッキー(シュー・チャオ)は父親の期待を一身に背負って身分不相応な小学校に通っているが、ひねくれてはいないがどうも学業はぱっとしない。どう見てもこのままでは父親の期待には応えられそうも無い。
どうにもならない絶望的環境が親子の関係をかろうじてつなぎ止めているようだ。

そんな厳しい現実の中で、密かに?地球に飛来していたUFOの置き土産とでも呼ぶべき謎の生物がミラクル7号だ。このミラクル7号が、抜け出すことの出来ない貧乏がかろうじてつなぎ止めていた親子の絆を本当の絆に変えるのがこの映画の主題だ。

2008年7月14日(月):ユナイテッド・シネマ札幌1番スクリーン

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反省のない国アメリカ:告発のとき

告発のとき
トミー・リー・ジョーンズ主演、告発のとき

アメリカは古くから戦争映画をたくさん作ってきた。
それはもちろんそれだけ戦争をやってきた事も事実としてある。
また様々な戦争犯罪も犯してきたし、この告発のとき(原題In The Valley of Elah、エラの谷の意)もその一つと言えるだろう。
それにしてもアメリカという国は反省がない国だ。戦争をするたびに様々な問題が出てくるのに、ベトナムと同じ轍をまたイラクで踏んでしまった。
ベトナム帰還兵がどのようになったのかという事をアメリカはすっかり忘れてしまったらしい。
イラクでの戦いの根拠となった大量破壊兵器の存在(この事はベトナム戦争のきっかけとなったトンキン湾事件がアメリカが仕組んだ事にも共通している)が否定された事により、戦争そのものの意義が失われてしまった今、イラク帰還兵に起きたこの事件は本来は起きる事がなかったはずだからだ。

2008年7月7日(月):ユナイテッド・シネマ札幌5番スクリーン

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押井守のスカイ・クロラサイトリニューアル

2008年7月1日(火)
8月2日公開の押井守のスカイ・クロラの公式サイトがリニューアルされた。
今まではblog形式だったのがFlashになり、スカイ・クロラの世界を垣間見ることができる。
私はスカイ・クロラシリーズの原作を全部読んでしまったのでストーリーはおおかた理解しているが、やっぱり動画になると嬉しいものだ。
さすが製作にProduction I.Gが入っているだけあってクオリティはすばらしい。
第二の主人公とも言えるレシプロ機の散香の空中戦シーンもすばらしく、戦闘妖精雪風とはまた違ったスピード感を味わえる。なんと言っても雪風の時のようにミサイルで撃墜するのではなく、機関砲で撃墜するのがよい。
さらに出演キャラクターも明らかになった。ちょっと意外だったのが整備士の笹倉が女性の設定になっている事だった。
ティーチャーに関してはほとんど情報が明らかにされていないが、これは本番上映までのお楽しみか?
いずれにしても公開までが本当に待ち遠しくなった。

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原作のモーターサイクル南米旅行日記

モーターサイクル南米旅行日記
ゲバラのモーターサイクル南米旅行日記(初版第三刷の表紙)

チェ・ゲバラ モーターサイクル南米旅行日記は映画モーターサイクル・ダイアリーズの原作である。
映画もそうであるが、この日記を読むのに『革命家ゲバラ』を知っている必要はないが、彼でなければ何の意味も見いだせない旅行記となっただろう。

これを読むと当時のゲバラたちの旅行がいかに過酷であったかがよくわかる。旅行というより冒険といった雰囲気だ。映画ではどちらかというと楽天的に描かれているが、実際はバイクが壊れてからはほとんどヒッチハイクで移動を続けてるしかなかった。金銭的な面で鉄道などの交通機関を使えなかったのだ。そのため、夜は野宿か人の情けにたより夜露をしのぐと言った具合だ。

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