オヤジの映画の見方トップ

オヤジの映画の見方

オヤジのこだわり映画批評

オヤジの映画の見方はこだわりオヤジの目線で映画を批評しています。
まあ、そこは違うじゃないか!などと言わずオヤジの見方をお楽しみください。
blogramランキング参加中!よろしければクリックお願いします。

オヤジのベストセレクション

  • 2001年宇宙の旅
    映画でしか表現できない世界があると思います。20世紀の最高傑作です。
  • ファンタジア
    映像と音楽が合体した総合芸術作品。ディズニーアニメの素晴らしさを堪能できます。
  • 独裁者
    戦争、人種差別を痛烈に批判したチャップリンの名作。ラストの演説はそのまま現代に通用します。
  • 東京裁判
    何やら憲法問題が騒がしいですが、この作品を一度見てください。
  • ハンニバル
    トマス・ハリスが生み出したハンニバル・レクター博士の名作。リドリー・スコット監督の傑作です。

オヤジの感想

インセプション、究極の洗脳か脳内逃避か

インセプションチラシ

夢の中を映像化した新しい発想の作品だ。
今まで夢を描いた作品はたくさんあるが、インセプションはその夢を人為的に作り上げ、複数の人間でシェアする発想が新しいと感じた。

ストーリーは予告編やTV-CMで盛んに流されていた『頭の中からアイデアを盗む』のではなく、『考え方を変えるためのきっかけを植え付ける』がメインだ。どうして本編と異なってしまったのか分らないが、ストーリーとしては面白い。
要するに夢を見ている間に潜在意識に入り込み、洗脳してしまうという事だ。
それを実現するためにターゲットを眠らせ、目的に都合の良いように構築した夢の世界を見せて、ターゲットの考え方の根幹の自意識とでもいうべき自我?を操作するのだ。
このやり方が拷問を使うのであれば未来世紀ブラジルでも行っている。夢が二重三重に重なり合っているのも似ている。

夢の中で夢を見て、さらに夢を見る、この複雑さを映像化したところがこの作品の一番の見所であり、脚本の面白さだと思う。
そのため時間軸も二重三重に重なり、見ていてものすごい緊張感を強いられる。
この文章を書いていながらふと思ったが、この作品が3D作品だったらアバターに次ぐ問題作になったのではないだろうか。
おそらく、画像の3D酔いとストーリーの複雑さで気分の悪くなる観客が出たのではないかと思う。
映像的には大掛かりなセットを使った衝撃的なシーンが満載で、ある意味なんでもありの夢の中を巧みに表現している。ぐるぐると回転するホテル内部のシーンなどはなかなかの力技だ。

問題は夢の中に入り込んでいる時、そこから脱出する方法だ。
入り込む夢のレベルが浅い場合は夢の中で死ぬことによって現実世界に戻れるが、相手の自意識を操作するような深いレベルの夢の中ではその方法が使えず、下手に死んでしまうとその夢の世界に取り込まれてしまう危険がある点だ。
いったん夢に取り込まれてしまうと、その世界がリアルな現実世界か、夢の中の世界か本人には判断できない。
夢の中から現実世界に戻る方法と、本当に現実世界に戻ったのかを確かめる方法は、映画の中で示されているが、その確認方法がいかにもチープで単純で、どうにも心もとなく感じてしまう。

インセプションのラストでは、任務をなんとか終えて現実世界に戻ったかに見えるが、最後のシーンで大きな?が出てくる。
まあ、これこそがこの映画の表現したかったところなのだろうが、はっきりとした事は何も明らかにならずに終わってしまう。
すべてはレオナルド・ディカプリオが妻と行った実験が未だに続いていて、夢にとらわれた男の脳内逃避なのだろうか確かめるすべはない。そこが面白いのかもしれない。

2010年8月9日(月)ユナイテッド・シネマ札幌スクリーン1

Amazonのレオナルド・ディカプリオの検索結果

楽天市場の渡辺謙の検索結果

トラックバック数:6、コメント数:0
このエントリーにコメント、トラックバックをする

プレデターズ、迫力不足でイマイチだった

第1作の衝撃の登場で、エイリアンと人気を二分するプレデターのシリーズ3作目だ。
エイリアンVSプレデターのシリーズも勘定に入れれば5作目となる。
だが、予告を見る限りプレデターの本能とでもいう『狩り』を真正面からとらえた作品としてかなりの期待を持たせていたが、いざ本編を見ると残念ながら非常につまらない作品となってしまった。

その原因を何点か考えてみると、プレデターの相手をする人間の選択は第1作目並みに強者を集めたが、残念ながらまとまりが無く、烏合の衆であった点。
次に、プレデターの装備が貧弱でどこぞの流れ者風に描かれていた点。
そしてなんと言っても圧倒的な強さが感じられなかった点にある。

狩られる側の人間についてはそれなりの役者をそろえていたが、メタボ腹のローレンス・フィッシュバーンなど、どうしてあれで生き延びられたのか?と思うキャスティングで相当にテンションが下がってしまった。
まともに戦えるのはスナイパーの女兵士と勝手にリーダーぶった傭兵だけで、残りはただの殺し屋的に描かれており、あれでは第1作目のプレデターが相手だったらまず勝ち目はなかったであろうと考えられる。

プレデターの装備であるが、どうにも貧弱で、正規?のプレデターには見えなかった。
なんだか村八分にされ、最低限の装備を与えられて流刑にでもあったようだ。
装備という点ではエイリアンVSプレデターの方がはるかに良かったように感ずる。

そして決定的なのは、肝心のプレデターが弱すぎる点だ。
1作目、2作目のようなしぶとさが無く、やられ方が淡白すぎる。
特にヤクザと戦ったプレデターはどうしようもない。ほとんど見せ場もなく相打ちでやられてしまった。
最後まで残った親分クラスも思慮が足りないというか、あっさりと人間の術中にはまってしまっている。
どうもプレデター達がいる惑星は、母星では落第してしまった者たちの再教育キャンプのように見えてしまう。

ストーリーもメリハリが無く、緊張感に欠けており、歴代プレデターシリーズの中では一番出来が悪いと感じた。
今晩は口直しにエイリアンVSプレデターズを見たくなる気分だ。

2010年7月28日(水):札幌シネマフロンティアシアター10

Amazonのプレデターの検索結果

楽天市場のプレデターの検索結果

トラックバック数:6、コメント数:0
このエントリーにコメント、トラックバックをする

アウトレイジ、タケシの欲求不満が噴出した作品

アウトレイジチラシ
親分の命令に一途なヤクザが気の毒になってしまった。

北野武の久しぶりのバイオレンス映画だそうだ。
北野作品はほとんど見ていないので、興味を持ってみる事ができた。

とにかく出てくる全員が超極悪人で、ヤクザのめちゃくちゃな倫理観で問答無用の暴力が溢れ出てくる。
事のきっかけはちょっと小心者のヤクザの親分池元が、親子の杯を交わした本家山王会の会長に、自分が兄弟の杯を交わした村瀬組の仕事を注意された事から始まるが、金に汚い池元のちょっとした一言から、目的のためには手段を選ばないヤクザ同士の大抗争劇に発展してしまう。

もともと反論の許されない上意下達の世界で、曖昧な態度を取った池元が事の原因だが、配下のヤクザ、特にタケシが組長の大友組が割に合わない役目を押し付けられ、終いにはほぼ全員があの世行きとなってしまうところに、何とも言えない不条理を感じてしまう。
まじめに役割を果たした者が損をする(この世界では死を意味するが)極道の世界が強烈だ。
一連の抗争の結果、山王会は若頭が会長になる訳だが、それだけなら時間が解決したはずだ。
まあそれではバイオレンス映画にはならないが。

それにしても北野武はTVで「いろんな殺しの方法を試したかった」と言っていた通り、久しぶりにハードな殺戮シーンがてんこもりの作品だ。だが、このアウトレイジはただそれだけのような気がする。ヤクザのシマの奪い合いから発展した抗争劇だが、深みが無い。
ヤクザの世界は、真実はどうあれ、日本ではそれなりにどのようなものか理解されているので、国内ではさほど評判にはならない作品だと思う。たぶん、海外ではもっと評判は良いだろう。
どうもタケシ自身が欲求不満をぶちまけた作品なのではないだろうか。

一つだけ、普段見慣れた役者が全員極悪人の役回りを演じ、見応えのある作品になった事だけは確かだ。

2010年6月23日(水):札幌シネマフロンティアシアター6

Amazonの北野武の検索結果

楽天市場の北野武の検索結果

トラックバック数:0、コメント数:0
このエントリーにコメント、トラックバックをする

いばらの王、原作を知らないと楽しめない脚本が残念だ

いばらの王チラシ
原作を読んでいないと理解しにくい脚本が残念だ。

どうもすっきりしない展開の作品だ。
原作を読んでいないが、SF的アイディアはよくあるパターンで、細胞が石化する伝染病も、意識した物が実体化するのも新鮮みが無い。
それよりもストーリー全体がどうも分りにくい。
肝心の石化の伝染病メデューサと意識した物が実体化する関連性が理解できなかった。要するに何を言いたいのかよく伝わってこないのだ。

画像的にも取り立てて緻密とか、繊細とか感じられず、インパクトも無かった。
城全体がシズクの意識が作り上げたいばらの竜のようになってしまったが、その必然性も明快でなく造形も中途半端でつまらない。

映画が始まった冒頭に、メデューサが化学メーカのヴィナスゲートのテロ兵器だとして攻撃許可を出すシーンがあるが、その後の展開でほとんど触れる事もなく、あっても無くてもどうでも良いシーンで、意味不明な脚本になっている。
原作の漫画は6巻物であるのでそれなりに深いストーリーが展開されていると想像できるが、映画という限られた時間内にそれをまとめる事ができなかった印象で残念な作品になってしまった。

2010年6月21日(月)ユナイテッド・シネマ札幌スクリーン3

Amazonのいばらの王の検索結果

楽天市場のいばらの王の検索結果

トラックバック数:2、コメント数:0
このエントリーにコメント、トラックバックをする

2001年宇宙の旅、何度見てみすごい

スクリーンで見るのが3回目だが、「午前十時の映画祭」の2001年宇宙の旅を見てきた。
やはりでかいスクリーンで見る2001年宇宙の旅は格別だ。
今回、リストアしたフィルムでノイズが少なく美しい画面を堪能できた。

パッケージのメディアはLDとDVD合わせて数種類持っているが、解像度は大型スクリーンには及ばない。Blu-ray版は見ていないので何ともいえないが、おそらく大型スクリーンにはかなわないと思う。
前半の「人類の夜明け」あたりではそうでもなかったが、宇宙のシーンになるとその解像度が俄然生きてくる。
地球から宇宙ステーションに向かうパンナムのシャトルの小窓に乗客の動きが見えるあたりはその典型例だろう。あのシーンは何度も見ているがそこまでは気がつかなかった。
シャトルが宇宙ステーションに到着するシーンも、管制官の姿が非常にはっきりと見えた。
アナログの合成なのに画像のずれが全くなく、完璧な仕事に改めて頭が下がる。

月に向かう球状シャトルのシーンでは、月面に着陸する間際では操縦席が赤い照明一色になるが、LDやDVDでは派手なノイズが乗ってしまい非常に見にくいのだが、スクリーンだとノイズ感が全くなく、パイロット役の謎の円盤UFOのストレイカー司令官役のエド・ビショップの顔をはっきりと確認できた。彼が2005年に亡くなってしまったのは残念だ。

木星へ向かうシーンではやはりディスカバリー号の作りの細かさとスケールの大きさに感動した。メインエンジン周りの細かいパイプの造形など、最近の作品でもあそこまで細かく作り込んでいるのは少ないと思う。
宇宙服もチョーカッチョイイ!あと何年待てばあのような宇宙服を現実に見る事ができるのだろうか。

そしていよいよモノリスにより異次元の空間へ運ばれるシーン。
ワープするところを第3者の視点から見るシーンは様々な作品で出てくるが、そのただ中を描いているのも珍しいと思う。
スリットスキャン方式の幻想的というか宇宙的シーンは、未体験のスピード感を映像化していて、この作品の見所の一つだが、あんなシーンを見せつけられるとあとに続く者は相当につらい事だったろう。多分、よほど独創的で無い限り2001年のパクリと見られてしまう。
最後の中世風の部屋に行くまでの途中に出てくる有機的な惑星?のシーンも美しすぎる。おそらく超新星爆発なんかをイメージして作ったのだろう。

最後のデビッド・ボーマンがスターチャイルドになる一連のシーンは、静寂な中に呼吸音しか聞こえず緊張感あふれる場面だ。
HAL9000の反乱後は全く台詞がなく、終着地の奇妙な中世風の部屋にいかにも場違いなスペースポッドと宇宙服姿で、いやがおうにも耳が澄まされるところだ。サスペンス作品の緊張感とも違い、ついつい自分の呼吸音も気になってしまうほどだ。こんな緊張感を味わえる映画も少ない。
そして様々な解釈があるラストシーンへ進んでいく。

もう自宅で何度も見ているのでストーリーなどは完全に頭に入っている。それでも音楽と映像が一体化したこの作品は何度見てもすばらしい。
この映画が公開されたのは1968年だが、それ以降発表されたどんな映画も『2001年』的作品は無いと思う。やっぱりこの作品は映画というメディアの最高傑作だと思う。

2010年6月3日(木):札幌シネマフロンティアシアター7

Amazonの2001年宇宙の旅の検索結果

楽天市場の2001年宇宙の旅の検索結果

トラックバック数:1、コメント数:0
このエントリーにコメント、トラックバックをする

HMVジャパン CD DVD 書籍 音楽 ゲーム


edita.jp【エディタ】

サイト検索


スポンサー広告

楽天レンタル

お小遣いキャッシュバック

楽天市場でお買い物

楽天カードでポイント2倍

管理人NAO
プロフィール

札幌在住の1958年生まれの男。
東京のコンピュータ会社に入社。汎用大型コンピュータのハードウェア保守一筋30年。その後札幌に戻る。
仕事に疲れ早期退職プランで退社し現在に至る。
管理人へのメールはこちらから
meiwaku
-movie@my-sapporo.com
迷惑メール防止のため"meiwaku-"を削除の上コピーしてお使いください。

キーワードアドバイス
ツールプラス

Powered by SEO対策

サイトマップラス
Powered by SEO

検索エンジン登録代行
アクセス解析







楽天市場さん
お勧め商品